暴落に対する心構え
Twitterで話題になっているブログ記事について
検証してみました。
ドルコスト平均法の呪いについて
ブログ記事では
リスク許容度が50:50
最大暴落は50%を想定していて
記事では
その場合は 現金0:株式100% を推奨していました
リスク許容度が50%としているのに
暴落の資産を20%としているのはいささか無理があるので
最大暴落を50% 40% 30% 20% で その他を 年利4%で計算してみました。
500万円の資産を初年度に一括投資
もしくは
100万円ずつ5年で投資するのか
これがブログ記事にあった20%の暴落の場合
暴落が起きる年 | ドルコスト平均法 | 一括投資 |
1年目 | 651 | 569 |
2年目 | 618 | 569 |
3年目 | 586 | 569 |
4年目 | 556 | 569 |
5年目 | 527 | 569 |
6年目 | 527 | 569 |
7年目 | 527 | 569 |
8年目 | 527 | 569 |
9年目 | 527 | 569 |
10年目 | 527 | 569 |
では30%
暴落が起きる年 | ドルコスト平均法 | 一括投資 |
1年目 | 636 | 498 |
2年目 | 590 | 498 |
3年目 | 545 | 498 |
4年目 | 502 | 498 |
5年目 | 461 | 498 |
6年目 | 461 | 498 |
7年目 | 461 | 498 |
8年目 | 461 | 498 |
9年目 | 461 | 498 |
10年目 | 461 | 498 |
40%
暴落が起きる年 | ドルコスト平均法 | 一括投資 |
1年目 | 622 | 426 |
2年目 | 562 | 426 |
3年目 | 504 | 426 |
4年目 | 448 | 426 |
5年目 | 395 | 426 |
6年目 | 395 | 426 |
7年目 | 395 | 426 |
8年目 | 395 | 426 |
9年目 | 395 | 426 |
10年目 | 395 | 426 |
50%
暴落が起きる年 | ドルコスト平均法 | 一括投資 |
1年目 | 608 | 355 |
2年目 | 534 | 355 |
3年目 | 463 | 355 |
4年目 | 395 | 355 |
5年目 | 329 | 355 |
6年目 | 329 | 355 |
7年目 | 329 | 355 |
8年目 | 329 | 355 |
9年目 | 329 | 355 |
10年目 | 329 | 355 |
50%は悲惨ですね。
20%の暴落で試算したのは
20%だとどの場合も10年時点でプラスだったからでしょうか。
50%の暴落がある可能性が未来にあって、それ以外の年が4%しか増えないとすると
元本を越えるのに19年かかるのです。
19年です!!!!!!!!
というのも
株式の利益の年利4~7%というのは
暴落の50%を含んでの平均した年利なので
暴落を除いた年利が4%なんてことはないのです。
実際に暴落50%は今後ありえるのかはわかりませんが、想定はしておきたい割合です。
20年以内に50%の暴落があると仮定して
年利4%を得るには
暴落以外は年利8%で増える必要があります。
1.04の20乗≒1.08の19乗÷2
暴落50% それ以外は 年利8%で計算してみると
暴落が起きる年 | ドルコスト平均法 | 一括投資 |
1年目 | 815 | 499 |
2年目 | 707 | 499 |
3年目 | 608 | 499 |
4年目 | 516 | 499 |
5年目 | 430 | 499 |
6年目 | 430 | 499 |
7年目 | 430 | 499 |
8年目 | 430 | 499 |
9年目 | 430 | 499 |
10年目 | 430 | 499 |
だから何なんだと言われると何とも言えないのですが
暴落への備えはしておくべきでしょう。
自分はTLTが逆相関になると考えて
それなりにTLTへ資産を振っています。
オールウェザーにも共感をもっています。
あのブログの主旨は
最低限の時間の振り分けでということでしたが、
損益の見積もりをしっかりするのと
リスク許容度を甘めにするがいいと考えています。