米国ETF(例VOO) VS 国産投資信託(例slim S&P500) パート2
今日ネットサーフィンをしていたら、
米国ETFと国内投資信託のシュミレーションをしていた記事をいくつか見つけました。
ただ、
結論が全然違うw
自分が間違っていることも考え
再考してみました。
計算式は一部改訂するポイントがありました。
というのも
信託報酬や経費率というのは
基準価格をもとに考えら得れています。
どういうことかというと
例をあげて説明しましょう
もともと1000円で、3%値上がりしたとします。
何もなければ、
1000×1.03=1030円となります。
トータルコスト0.3%の投資信託の場合。
1000×1.03*0.997=1026.91円 ではなく
1000×1.03×100/100.3=1026.91924....円となります。
誤差ではありますが、誤差もちりも積もれば山となります。
注)本来であれば、平均基準価格を用いるのが正しいですがわかりやすくするために期末価格を用いています。
では検証です。
前提条件
①為替は一定
②SBI証券の円貨決済を想定
③ETF売買手数料は0.45%
④投資信託はノーロード
⑤毎年100万円投資
⑥ETFの再投資は1111ドルを超えてから
で
まずは値上り率3%配当2%でやってみます。
投資信託(slimS&P500)の場合。実質コストは0.3%で計算します。配当はちょうど真ん中での支払いを考えています。
0年目 100万円
1年後 100*(1.03*100/100.3)+(100+100*1.03*100/100.3)/2*(0.02*0.9)+100=204.5612
で計算すると
2年後 313.7524
3年後 427.9219
4年後 547.2475
5年後 671.9621
6年後 802.3089
7年後 938.5424
8年後 1080.928
9年後 1229.745
10年後 1385.282
15年後 2274.895
20年後 3384.373
米国ETF(VOO)の場合
0年目 (100÷100.25×100)×100÷(100+0.45×1.08)=99.26818
1年目 99.26818*1.03*100/100.04+99.26818=201.4735と配当(99.26818+99.26818×1.03×100/100.04)÷2×0.02×0.9×0.79685=1.444898
2年目 306.7029と4.3774
3年目 415.0459と8.8416
4年目 526.5945と14.882
5年目 656.2595と7.6648(前年の配当合計は再投資しています)
6年目 774.9452と17.2170
7年目 914.2822と11.2797
8年目 1051.831と13.3078
9年目 1195.469と15.3099
10年目 1345.35と17.4006
15年目 2198.348と29.2991
20年目 3253.603と44.019
この数字だけだとよくわからないですね。
各年度で精算した場合の手元に残る日本円をグラフにしてみました。
まずは株価上昇3%、配当2%
投資信託が常に上回っていますが、圧勝ではないですね。
株価3%配当2%は控えめな設定ですが、これだと実質コストの差の影響が大きいです。ただ、投資信託の勝ちです。
では
株価5%配当2%を見てみましょう
投資信託の圧勝ですね。
具体的な数字でいうと
株価3%配当2%の時
10年目 1327.327 VS 1305.535
20年目 3123.452 VS 3052.084
ちなみに
配当金と譲渡に対する米国での源泉徴収を半分回収できたとすると10年で15.7万円になるのでほぼ同額になります。
株価5%配当2%の時
10年目 1450.168 VS 1338.291
20年目 3812.12 VS 3104.888
ふむふむ。
ちなみに、すべての単位は万円です。