バイ&ホールドする場合 株式オンリーのポートフォリオにするのはなんでなんだろう
株 VS 債券
だと
株のリターンが歴史的に勝っているから
株のみで
リスク許容度は現金比率で整えましょう
みたいな
論
を唱えている人がたまにいますが
自分には到底理解できません。
色々な投資家がぶいぶいTwitterでいわせていますが
現金を含む 非株式の比率が非公開なことが多いと思います。
自分が常々思うのは総資産に対する
トータルリターンが大切なのであり
リスク資産に対するリスク資産のトータルリターンなど
何の参考にもなりません。
総資産に対するトータルリターンが常々知りたいと思っています。
リーマンショックはそうそう起こらないであろうということで
リーマンショックを参考にリスク許容度を決める場合が多いと思うので
2003年から2019年までの16年間を利用して バックテストを行ってみました。リバランスは年1回に設定してみました。
現金+VTI VS 現金+VTI+TLT
を想定しています
リスク許容度 20%の場合
●現金+VTI
現金 63% VTI 37% で
ようやく 最大ドローダウンが -19.75%になります。
リターンは、、、、、 4.89%/yrです。
●現金+VTI+TLT
現金 4% VTI 48% TLT 48%
で最大ドローダウンが-19.54%となります。
リターンは
なんと 8.54%/yr
びっくりするほど差がつきます
グラフはこうなります
米国株式に対して 逆相関が強い 超長期国債 と 買うことによって
ボラティリティが下がるので、現金比率を下げることにつながり
その結果 トータルリターンが上がるのです。
このグラフはあくまで $評価となります。
為替を考慮するグラフを作る能力はありませんので悪しからず。
ちなみに
リスク許容度 30%の場合
●現金+VTI
現金 44% VTI 56% で
最大ドローダウンが -29.94%になります。
リターンは、、、、、 6.61%/yrです。
●現金+VTI+TLT
現金 4% VTI 64% TLT 32%
で最大ドローダウンが-29.94%となります。
リターンは、、、、、 9.15%/yrです。
グラフで見るとこんな感じです。
VTIとTLTの割合はだいたい1:1くらいがシャープレシオが最大になるのですが、
リスク許容度を無理やり挙げているためにVTIの比率を上げているのでシャープレシオが下がり気味ではあります。
リスク許容度が50% 60% 70%
の人は、
株式オンリーポートフォリオや
個別株がっつり
の方が もちろんトータルリターンが大きくなります。
が、
実際に大きなショックがきた時に 退場している投資家が多くいると思われる現状をみると
リスク許容度をしっかり再確認するべきだと考えます。
本格的なリセッションまであと1年とかいう記事を信じて
現金5-10% 株式系 45% TLT 45-50%
のポートフォリオ作成に向けて
今時点では思っています。
ではまた。